デッサン上達法

表現の幅を広げよう!デジタルデッサンとアナログデッサンの違いとは

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表現の幅を広げよう!デジタルデッサンとアナログデッサンの違いとは

デッサンを始めようと思うのですが、デジタルでも良いでしょうか??

はい、デジタルでもデッサンはもちろん可能で、アナログ・デジタルそれぞれにメリットやデメリットがあります。

ここではアナログ、デジタルのデッサンそれぞれの特徴やメリット・デメリットをお伝えしながら、デジタルでのデッサン練習法についてもお伝えします。

デジタルとアナログのデッサンの違い

デジタルでデッサンはあまり聞きなれない組み合わせだと思います。しかしデジタルツールが向上したことにより、よりアナログ表現に近いことをできるようになりました。ここでは大きな違いをお伝えしていきます。

手軽にデッサンが始められる

アナログで本格的にやろうとすると鉛筆数本、紙、イーゼルなど用意するものが意外と多いです。デジタルはパソコン、スマホ、タブレットが1つあればすぐ始められます。

アナログデッサンよりも修正が圧倒的に楽

線を間違えたときの対応が違います。アナログは消しゴムですが、デジタルは1つ戻るボタンだけでやり直せます。

また左右のバランスを反転で確認したり、構図自体を移動させたりすることもできます。

まだまだたくさんありますが、それぞれのメリット・デメリットを細かく下で紹介していきたいと思います。

 デジタルでのデッサンのメリット

手が汚れない

何回も描いては消してを繰り返すアナログデッサンでは、知らないうちに鉛筆の粉で手が汚れてしまいます。デジタルでは描く・消すのすべての工程を端末で行えるので、汚れることはありません。

時間短縮ができる

アナログでは一本の鉛筆で線を繰り返し描いていきますが、デジタルでは鉛筆自体を調整することができます。アナログでは不可能な鉛筆の線幅調整やブラシの機能を使うことができます。これらを使うことでより早く完成に近づけることができ、時間短縮に繋がります。イメージは以下の画像のようなものです。

デメリット

線の限界がある

似せてはいるもののデジタルで制限されたペンなので、アナログで偶然できた味のある線までは表現することはできません。

美大受験には不向き

美大受験で求められるのは伝統のある紙でのデッサンです。デジタルは基礎練習くらいにはなりますが受験のテクニックにおいては考え方も方法も異なるので向いていません。

アナログでのデッサンのメリット、デメリット

メリット

基礎が身につく

全ての創作活動に繋がるのがアナログのデッサンです。画面越しのモチーフではわからない細かな表現まで観察し、描くことができます。

どこでも描ける

デジタルだと端末がないときはもちろん充電が切れても使うことができません。その点アナログは簡単なものなら思い立ったその場所で紙と鉛筆だけで描き始めることができます。

デメリット

時間がかかる

日常が忙しくまとまった時間がとれないという方も多いと思いますが、デッサンは長時間描かないと完成しません。

時間によるモチーフの変化

上と同じく多くの時間を使ってやるため、時間の経過によりモチーフにあたる光も一刻一刻変わっていってしまいます。午前で見た光と夕方にあたる光は別物です。その違いを描き分けるのははじめてのうちはとても難しいです。

デジタルでのデッサンに必要な道具とその選び方

おすすめはクリップスタジオを使って液タブか板タブで描いていく方法です。鉛筆のペンが各種用意されていることに加え、より鉛筆に近づけるにはと工夫して考え出されたペンをインターネット上でダウンロードすることができます。

タブレットやスマホでも可能ですが、デッサンは大きな画面で全体を見渡しながら進めていくものなので、なるべく大きい画面で表示できるものがよいでしょう。普通のイラストだと小さい画面でズームしながら進めることが多いですが、それをやると全体のトーンがずれてしまいますので気をつけてください。

デジタルでのデッサンのコツ

デジタルの機能を思う存分使ってみましょう。描き始めから描き終わりまでおすすめの方法やツールをお伝えします。

step
1
描き始め

モチーフが決まったらアタリを取ります。この時にも小さくスケッチしたものでも拡大して使用することができます。左右反転や回転などのツールを使用して、いい位置に置けるように試行錯誤します。

step
2
描きこみ開始~中盤

おすすめは、太い鉛筆で淡く塗り始めることです。太い鉛筆という概念はアナログにはないものです。鉛筆ツールの「粗い鉛筆」をブラシサイズ60前後、ブラシ濃度も40前後にして大きく影を捉えて描きこんでいってください。淡く広く描けることはデジタルの強みで、時間短縮にもなります。中盤にかけてはサイズを段々小さくしたり、濃度を上げていったりして線の存在感を出していきます。

step
3
描きこみ終盤

タッチを重ねていきます。形に沿った線を細い鉛筆で描いていってください。細部の描きこみも忘れずに行いましょう。

デジタルでのデッサンの練習方法

いろいろな線の組み合わせを使いこなせると上達します。太い線(濃い・薄い)、中間の線(濃い・薄い)、細い線(濃い・薄い)を正しいところで使えるようにしましょう。描き始めは太く薄い線でぼんやりさせ、徐々に細く濃い線に変えていくようなイメージです。太さや濃度は以下を基本として、描く場所に応じて変更させてください。

ハッチング

これらの線を使用して、ハッチング練習を行いましょう。ハッチングとはデッサンに必要な技法です。線を同じ方向に引いて、物体の影や質感を表すものです。キャンバスを作成したら、いろんな線を使ってこの練習を繰り返し行いましょう。デッサンの描き方が身に付き、直線を綺麗に描く技術にも繋がります。

ハッチングの練習

 

①~④を重ね、右端のものが出来上がるようにしましょう。ハッチングを使いこなせると画面の密度が格段に上がります。

ハッチングのコツ ~NGとOKとは?~

ハッチングのポイントは、①平行に ②同じ強さで ③素早く 行うことです。

平行に描こう

影の一部分として用いるハッチングなので、線の雑さやバラつきは画面の邪魔になってしまいます。なるべく真っすぐで平行に線がひけるようにしましょう。線の隙間を等間隔にすることも大切です。

同じ強さで描こう

①とほぼ同じ理由です。例えば石膏の影を表したいときにいろんな線があるハッチングをすると、石膏の平滑さが表せません。つるっとした面を表したいのにザラザラと見えてしまうことがあります。

素早く描こう

ハッチングは素早さが大切です。一本一本丁寧にやっているとそれだけで時間が経ってしまいます。鉛筆一本でしか作業ができないため、楽な作業で手早く影を表に表せるように簡単な線で構成されています。

ハッチングのポイント

複雑な線ではないので、反復練習で身につけましょう。

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